ごみと不用品の雑学

不用品の突っ張り壁面収納はどう分別する?

不用品の突っ張り壁面収納

突っ張り棒を壁にわたして手軽に取り付けられるのが突っ張り壁面収納です。衣服をかけたり、簡単な収納棚を作れるなどスペースを有効に利用できる優れものです。しかし、これが不用品となる場合は話が別です。
突っ張り棒や収納棚をゴミにするには、どう分別して処分すればいいのでしょうか。

突っ張り壁面収納は、突っ張り棒と収納の土台となる棚を組み立てて作ります。棚部分と突っ張り棒が一体化した製品もあります。不用品として自治体のゴミ回収に出す場合は、まずそれぞれを分解して分別する必要があります。
突っ張り棒ですが、これはステンレスやアルミ等の金属でできているものがほとんどですから「燃えないゴミ」に分別されます。次に棚部分ですが、これは木製かプラスチック製であれば「燃えるゴミ」、突っ張り棒と一体型なら「燃えないゴミ」となります。

しかし、大きさによっては「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」に分別できないこともあります。自治体によって決まりは違いますが、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」として扱う条件に30センチ以内のもの、棒状で1メートル以内のもの、指定のゴミ袋に収まるものなどがあります。この条件に当てはまらないものは「粗大ゴミ」扱いとなり、有料での引き取りになってしまいます。

突っ張り壁面収納を「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」として出すのであれば、この条件の中に収める必要があります。
つまり、指定のサイズ、指定のゴミ袋の大きさ以内に収まるように分解することになります。自治体による違いはありますが、条件に見合う最小の大きさの30センチ以内であれば、まず問題はないでしょう。

分解するには金切のこぎりやパイプカッターなどを使います。もし手元になければ、ホームセンターや100円ショップで入手できます。出費にはなりますが、今後も使える点や粗大ゴミにかかる費用に比べて経費が抑えられる点などを考えれば、メリットは感じられるでしょう。

急いで処分したいという場合は、専門の不用品回収業者に依頼する方法もあります。自治体の回収は日時と場所が決まっていますが、回収業者であれば解体などの手間もなく、指定した日時や場所で引き取ってもらうことが可能です。処分の手間とスケジュールを考えあわせ、ご都合にあう回収方法を選択してみてはいかがでしょうか。